Project/Area Number |
22K21221
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
0909:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
竹田 良祐 中京大学, スポーツ科学部, 特任助教 (90818725)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 骨格筋電気刺激 / 運動代替効果 / 心血管応答 / 運動昇圧応答 / 血圧 / 高密度表面筋電図 |
Outline of Research at the Start |
運動時の血圧応答には個人差が見られ,その要因として,活動している筋線維の特性(タイプ)の違い,または,運動神経活動の個人差が関与している可能性がある.本研究では,運動神経活動を非侵襲的に測定できる,高密度表面筋電図法と特殊な信号解析アルゴリズムの併用(HDEMG-CKC法)を用いて「神経系の働き」の個人差を評価し,運動時の血圧応答との関連を同時測定して検証する.また,本研究室では神経筋電気刺激(NMES)を用いて速筋線維を選択的に動員する手法を発見したが,この動員閾値には個人差が見られる.NMESを用いて速筋線維の動員閾値を評価し,筋線維の特性の違いと血圧調節の個人差の関連を検証する.
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Outline of Annual Research Achievements |
目的1. “運動神経活動の個人差は運動昇圧応答にみられるそれと関連するのか?”を解明するため,昨年度行った2実験の解析作業を継続している. 実験1.2023年1月に高齢男女36名を対象として,リズミック運動中(最大発揮筋力の30%で2分間、5秒間隔で等尺性運動)の心血管動態(血圧および心拍数)と運動神経活動(高密度表面筋電図法)を評価した.実験1の一部データは2023年度運動生理学会で報告した. 実験2.2023年3月に高齢男女33名を対象として,リズミック運動中(最大発揮筋力の10%で,5秒間隔で等尺性運動を実施.同様の運動を1分ごとに10%強度を漸増し限界(約70%)まで行った.強度変更時に休憩時間は設けていない)の心血管動態(血圧および心拍数)と運動神経活動(高密度表面筋電図法)を評価した.実験2の一部データは2023年度呼吸研究会で報告した. 目的2.神経筋電気刺激(NMES)を用いて速筋線維の動員閾値を評価し,血圧応答との関連を検証することで, “筋線維の特性差は運動昇圧応答の個人差を説明できるか?”を解明するため,若齢男女40名を対象に実験を進めている. また,2023年12月までに低強度NMES(4Hz)が血圧応答および交感神経または副交感神経活動(心拍変動解析で評価)に及ぼす影響を15名の若齢男性で評価した.短時間低強度NMESは血圧上昇および交感神経の指標となるLF/HFの変化をもたらさなかったが,副交感神経の指標であるHFの低下を示した.本研究の結果は,海外論文雑誌(Journal of Sports Medicine and Physical Fitness)に掲載された.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
目的1.実験1および実験2についてはデータ解析に時間を要し,学会での報告はできたが,当初目的としていた論文として成果を報告するにはまだ時間がかかる.
目的2については測定上必要な機器の新規購入が必要となり,実験開始に遅れが生じたため,データ収集に時間を要している.
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Strategy for Future Research Activity |
目的1については,データの解析および論文執筆,投稿作業を進める. 目的2については,データ収集を終えた後,データ解析および論文執筆,投稿作業を進める.
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