Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
アルツハイマー型認知症(AD)患者は病態の進行とともにバランス機能に異常を来し、転倒や日常生活動作能力の制限などといった不良な臨床的転帰につながることが知られている。本研究では、AD患者は早期から立位姿勢の制御に異常を呈しており、これが将来の不良な臨床的転帰につながっているという仮説を明らかにするため、静止立位時の重心動揺に着目してADに伴う姿勢制御の特徴やその臨床的意義を明らかにする。また、頭部MRI画像も併せて解析することでAD患者に生じるバランス障害の神経学的メカニズムに迫る。