Project/Area Number |
22KF0028
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Project/Area Number (Other) |
22F20750 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 02070:Japanese linguistics-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
中本 武志 (2023) 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (10292492)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DENG CHAOQUN 東北大学, 国際文化研究科, 外国人特別研究員
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Host Researcher |
中本 武志 (2022) 東北大学, 国際文化研究科, 准教授 (10292492)
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Foreign Research Fellow |
DENG CHAOQUN 東北大学, 国際文化研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | コーパス言語学 / 統語論 / 対照言語学 / 語彙論 |
Outline of Research at the Start |
This research plans to investigate the development of corpus technology in Japan, explore the methods and paths of constructing Japanese corpus, and provide basic support for promoting the intelligent theoretical research and technical development of natural language processing, semantic integration and Chinese-Japanese translation.
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Outline of Annual Research Achievements |
福建師範大学准教授で国立国語研究所で研究されていた陳燕青博士を招き、特別講演「作文コーパスに基づく中級日本語学習者の語彙的複雑さの発達過程」をしていただいた。これによりコーパスを利用した言語教育に関する多くの知見を得ることができた。その際、多くの学生にも聴講してもらい、非常に有意義な交流が可能となった。 8月には中国青島での国際会議「第十四届漢日対比語言学研討会」(8月18日~20日)にて、「事象と属性から見る『NP がある』構文」と題して、研究発表を行った。日中の多くの著名な研究者と意見を交換し、非常に有意義であった。現在、その成果に基づき、国際的な言語学雑誌に投稿すべく、英語論文を準備中である。 日本語コーパスの専門家である広島大学の迫田久美子先生にご指導いただき、貴重な知見を得られた。 国際共著論文「中国語“V 錯”とその日本語訳に関する一考察 ―中日対訳コーパスの用例を中心に―」を学術雑誌『東アジア国際言語研究』(東アジア国際言語学会)に投稿し、出版された。本論文は中国語の複合動詞が日本語のどのように訳出されるかをコーパスを利用して研究したものである。コーパスを利用することで研究者の主観によらず、客観性が高まると同時に、個人では思いつきにくい幅広い使用例を収集することができた。実際の訳例を詳しく分析することで得られた興味深い事実の数々は、いずれ中国語学習や日本語学習のみならず、非母語への翻訳作業に必ずや役立つであろう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍により初年度はほとんど進捗がなかったものの、2年目は非常に生産的に研究を進めることができた。 具体的には国際会議での発表が一件と論文1本を発表することができた。 また現在、会議での発表内容に基づく英語論文を準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、国際会議での発表内容に基づく英語論文を準備中である。 これをもって本研究課題の総仕上げとしたい。
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