What is Real? Exploration of City and Bodyscape through the Theory of Extended Mind
Project/Area Number |
22KF0072
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Project/Area Number (Other) |
21F21769 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 01050:Aesthetics and art studies-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (40431879)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FARNE FEDERICO 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 仮想空間 / 都市 / メガロポリス / バーチャルリアリティ |
Outline of Research at the Start |
本研究は、メガロポリス(大都市)が現在において仮想レベルおよび物質的レベルの両面において変容を遂げている仮説を、拡張した心の理論を用いて、東京という都市を対象・舞台として実証することにある。この研究は、ゲームを中心とする現代日本のポピュラーカルチャーを研究する受入研究者とその研究室所属の若手研究者に大いに刺激を与え、国際的共同研究に展開することが見込まれる。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該外国人特別研究員の研究課題は、メガロポリス(大都市)が現在において仮想的レベルおよび物理的レベルの両面で変容を遂げているという仮説を、「拡張した心」の理論を援用して、東京という都市を対象に分析・実証することを目的としている。一国の首都として考えたときに、東京という都市が、標準的というよりもむしろ突出した過剰さをもつことは、これまで多くの分野で指摘されてきた。そこから、東京を「ポスト・メガロポリス」あるいは「都市の最終段階」として位置付ける理論的言説も存在している。しかしそれらの言説のほとんどは欧米を中心とする「外からの」観察に依拠するものであり、いわゆる「オリエンタリズム」の陥穽を今なお免れていない。それに対して本研究課題は、内在的アプローチをとり、理論研究、フィールドワーク、専門家へのリサーチを通じて、東京という都市が仮想的レベルおよび物理的レベルの両面でもつポテンシャルを明らかにする。 現在当該外国人特別研究員は、2021年度に行った文献調査を中心とした理論研究を踏まえ、2022年度は日本でフィールドリサーチを行った。現在、その成果をまとめた論文を作成中である。また研究代表者は、ヨーロッパで開催された日本学関連の諸学会で、デジタルゲームやバーチャルリアリティとマテリアリティとの相関関係、とりわけ現代日本におけるその特殊な展開についての研究成果を発表した。それによってグローバルな情報技術文化のなかの日本の特殊性が示された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2022年度には、Covidの行動制限も軽減され、フィールド調査も予定通り行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は、当該外国人特別研究員が帰国する10月まで、半年の期間しかないが、この間に、7月にブラジルで開催予定の国際美学会議に参加し、研究代表者も同行し、これまでの共同研究の成果を発表する。またこの年度には、研究代表者も協力して、本研究の成果を日本における国際的研究コミュニティ内に位置付けるためのワークショップを、関東と関西で開催する予定である。そのため、日本で同様の研究を行っている外国人(主にヨーロッパ人)研究者とのネットワークを築いている。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)