Project/Area Number |
22KF0105
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Project/Area Number (Other) |
22F22702 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
竹峰 義和 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (20551609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LIN LEQING 東京大学, 大学院総合文化研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2023: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 日本植民地 / 満州映画 / 朝鮮映画 |
Outline of Research at the Start |
日本映画人の指導の下で、中国人俳優が出演した満州映画は「五族協和」のために制作された。それに対して朝鮮映画は朝鮮人の手によって「内鮮一体」という社会背景で制作された映画である。満州映画と朝鮮映画を対象に、表象分析という研究方法で映像を分析・比較し、映画の社会的機能の相違点を研究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
これまで、日本および植民地現地のイメージの形成・発展・融合の歴史的過程を、日本植民地の満州で作られた映画と、外地としての朝鮮半島で作られた朝鮮映画を比較しながら研究を行ってきた。その内容は、(1)当時の満州社会における映画メディアの社会的機能(2)映画を通じて日本植民地の「国民」という表象の構築,に分類される。 (1)当時の満州社会における映画メディアの社会的機能 映画作品の内容分析を通じて、植民地時代の政策や社会状況が映画にどのように反映され、またその映画が地域社会や国際社会にどのようなメッセージを発信していたのかを明らかにした。この研究成果はに韓国日語日文学会2022年度冬季国際学術大会で口頭発表を行った。 (2)映画を通じて日本植民地の「国民」という表象の構築 映画理論と映画研究の方法論を駆使して、植民地支配下におけるアイデンティティ形成のプロセスを解明することを目指す。この研究分野では、映画が如何にして国家主義的なイデオロギーや国民アイデンティティの構築に寄与していたかを明らかにした。この研究成果は東アジア言語文化研究の学会誌と日本文化研究の学会誌で、掲載論文の形で公開している。
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