Project/Area Number |
22KF0129
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Project/Area Number (Other) |
21F21408 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 53050:Dermatology-related
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
並木 剛 (2023) 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50401352)
西村 栄美 (2021) 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70396331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AL-BUSANI HIND 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 外国人特別研究員
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Host Researcher |
並木 剛 (2022) 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50401352)
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Foreign Research Fellow |
AL-BUSANI HIND 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 悪性黒色腫 |
Outline of Research at the Start |
幹細胞自己複製の制御メカニズムを解明して新規抗癌治療につなげることは喫急を有する研究である。本研究課題では幹細胞自己複製の制御メカニズムを解明するモデルとして色素幹細胞を用いることで色素細胞の悪性腫瘍である悪性黒色腫に対する新規抗癌治療開発に必要な研究基盤を確立することを目的とする。申請者らはわが国でも発症頻度の高い末端黒子型悪性黒色腫の予後と強く相関する遺伝子としてNUAK2を特定。色素幹細胞増殖に働くことで悪性黒色腫発症に深く関わっていることを見出している。本研究ではNUAK2の解析を進めることで悪性黒色腫発症機序を明らかにし新規抗癌治療開発へつなげる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題のほぼ予定通りに順調に進捗できた。2023年度に予定していた1.メラノーマ細胞におけるNUAK2に制御される遺伝子の網羅的発現解析、2.NUAK2に制御されるmTORの幹細胞自己複製制御メカニズムの解明、3.NUAK2阻害作用を有する薬物の特定と腫瘍抑制作用の解析、についてはほぼ解析は終了できている。4.NUAK2トランスジェニックマウスの作製と癌幹細胞の解析、5.NUAK2トランスジェニックマウスを用いたNUAK2阻害剤の腫瘍抑制効果の検証、についても順調に実験計画は進捗している。各項目につき以下の詳細を記載。 1.メラノーマ細胞におけるNUAK2に制御される遺伝子の網羅的発現解析:SM2-1細胞での解析を終えており、さらに複数のメラノーマ細胞での解析を行っている。 2.NUAK2に制御されるmTORの幹細胞自己複製制御メカニズムの解明:mTORを介してNUAK2が制御する遺伝子を複数特定。各遺伝子のリン酸化などにつき解析をさらに進めている。 3.NUAK2阻害作用を有する薬物の特定と腫瘍抑制作用の解析:キナーゼ阻害作用のある化合物のスクリーミングを終了し、阻害作用の高い化合物につきすでに複数選定できている。今後は詳細な腫瘍抑制のメカニズムにつき解析を進めていく。 4.NUAK2トランスジェニックマウスの作製と癌幹細胞の解析:NUAK2トランスジェニックマウスの作製を終了し色素幹細胞の自己複製に関する解析を進めている。 5.NUAK2トランスジェニックマウスを用いたNUAK2阻害剤の腫瘍抑制効果の検証:4の解析を一定段階終了した時点で阻害剤によるin vivoでの腫瘍抑制効果の検証に進む予定。
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