Project/Area Number |
22KF0130
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Project/Area Number (Other) |
22F22002 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 03030:History of Asia and Africa-related
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
外川 昌彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (70325207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DAS SUDIPTA 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2024: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | インド / 独立運動 / 日本 / ベンガル / タゴール |
Outline of Research at the Start |
本研究計画は、インド国立タゴール国際大学日本学院のシュディプト・ダス博士が課題とする「インド独立運動史と日本との関係」に基づく共同研究として、インドの独立運動史に関わる日本とインドの双方の資料の収集、現地調査、聞き取り調査、史料分析などを通して、インドの独立運動における日本との関わりについて、考察を深めるものである。 日本側の受入研究者である外川は、これまで日本の岡倉天心と、ラビンドラナート・タゴールやヴィヴェーカーナンダとの交流などの明治期の日印の人的交流について研究を行っており、シュディプト博士との共同研究によって、その研究をより広い文脈に位置付けなおし、発展させることが期待されている。
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Outline of Annual Research Achievements |
タゴール国際大学のシュディプト・ダス博士による「インド独立運動史と日本との関係」を研究の課題として掲げる本共同研究計画は、インドの独立運動に関わる日本とインドの双方の資料の収集、現地調査、聞き取り調査、史料分析などを通して、インドの独立運動における日本との関わりを明らかにしようとするものである。 シュディプト博士はその研究の方法として、(1)インドでは入手の困難な日本側の資料を収集・精査し、(2)研究テーマに関連する調査地や人物を訪ねて現地調査やインタービューを行い、(3)関連する参考資料・文献などの分析・リスト化を行い、(4)インド独立運動史に位置づけた収集データについての考察と公開を行うことを計画している。また、日露戦争以前の交流の歴史、日露戦争後のその影響、戦前の日本のメディアでの報道、インド独立運動活動家への日本側のサポートなどについて、時代的な区分を設けて検証を進める計画である。 2022年8月に来日したシュディプト博士は、日本での計画の実施に向けた日本人関係者への訪問と情報交換、関連図書館や文書館での資料収集、先行研究や研究資料の精査を行い、日本での基礎資料の収集を行った。 具体的には、2022年度には、資料収集・資料分析に必要なノートパソコンと関連の電子機器などの機材を購入した。また、日本での現地調査として、広島大学、長崎大学、京都大学、岐阜女子大学南アジア研究センター、日印協会などを訪問し、関連の資料を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までの進捗状況として、コロナ禍での来日となり、まずは日本での研究生活の基盤の確立が必要となった。大学の学生会館は、コロナ禍への対応で、ひと月しか滞在ができなかったが、その間に、大学の近隣に下宿先のアパートを確保し、無事に入居をする事ができた。ひと月遅れで家族も日本に到着し、日本での生活は無事に軌道に乗せることができた。 予定していた国内での資料収集は、まずは関連する日本人の研究者を訪ねて各大学を訪問する形で進められた。日本語での生活や研究上での使用にも申し分はなく、日本での研究生活は、順調に進捗している。ただ、まだ基礎資料と研究者のネットワークの構築を進めている段階で、本格的な資料の精査、研究報告に向けたその取りまとめなどは、今後の課題として残されている。以上から、来年度に向けた課題事項は指摘されるが、本年度の研究の進捗状況については、おおむね順調に進展したと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進方法については、コロナ禍の余波で、まだ訪問の出来ていなかった大学や関連機関などの訪問を行い、資料の精査とその学会や研究会での報告の準備を進めるものとする。 具体的には、2023年7月に名城大学で開催予定の国際文化学会、9月に神戸大学で開催予定の日本南アジア学会などでの研究報告を計画している。その他、関連学会や研究会での成果の報告を検討しており、そのための資料収集や報告資料の準備を予定している。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)