蛍光イメージングを用いた食用魚内部のマイクロプラスチックの可視化
Project/Area Number |
22KF0172
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Project/Area Number (Other) |
22F22088 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 外国 |
Review Section |
Basic Section 38050:Food sciences-related
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
中内 茂樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00252320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
RAHMAN MD.MIZANUR 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | マイクロプラスチック / 蛍光指紋 / 蛍光イメージング / 分光蛍光特性 / 食用魚 |
Outline of Research at the Start |
世界中の食用魚に含まれるとされる海洋マイクロプラスチック(MP)を光学的に非接触で検出する手法の確立を目的とする。MPの分布や挙動の解 明は喫緊の課題であるが、海洋生物の組織中に混在したままの微細粒子を直接検出する技術は現時点で確立されておらず、このことが汚染実態 解明の障壁となっている。本研究は、分光蛍光イメージングを基盤技術として、食用魚内部MPを光学的に同定・検出および定量化を目指し、励 起波長帯域や計測波長帯域等の計測条件を最適化することで、MPの種類、粒子径の違いによらず魚内部のMPの可視化手法を確立する。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、微小なプラスチック粒子による海洋汚染が世界的な規模の環境問題として注目を集めている。北海南部や東京湾で漁獲された魚からプラスチック粒子が見つかり、さらには市場で購入した魚の半数近くからプラスチックが発見された。これらのプラスチック粒子のうち5mm以下のプラスチックの多くは河川から海へ流出したプラスチック製品とされている。MPs は多くの微生物に分解されずに有害な疎水性の化学物質を吸着しやすいことから、生態系への影響が懸念されている。海洋MPsの実態を解明するためにはまずそれらを効率的に採取し、その種類を同定する必要がある。そこで本研究では,魚肉とプラスチックの蛍光指紋をまず計測し、そのデータから最適な励起波長・放射波長を選択することで、より迅速なプラスチック同定・可視化方法を提案し(受け入れ研究者担当)、その有効性を検証を行った。その結果、魚肉上では9種類、腸内容物上では4 種類のMPs を分離・同定することができた。4 種類は生産量の多いプラスチックであり、実用上は十分な制度を達成することができた。また、提案法は化学薬品による前処理を行わず、光学的な測定のみでMPsを分離・同定することができることから、現在用いられている赤外分光法よりも迅速な海洋プラスチック分析に貢献できると考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)