Project/Area Number |
22KJ0465
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Project/Area Number (Other) |
21J20728 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 90110:Biomedical engineering-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
五味 昌樹 (2021, 2023) 千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC1)
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Research Fellow |
五味 昌樹 (2022) 千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | mRNAデリバリー / 脂質ナノ粒子 |
Outline of Research at the Start |
研究者の所属研究室では、生体内への核酸送達を目的とした製剤開発を行ってきた。本技術は従来の低分子薬物・タンパク質製剤と異なり、遺伝子レベルの治療を可能とする新規製薬モダリティとして期待されている。直近ではコロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンとして生体内核酸送達技術が臨床応用を達成している。本研究では、生体内核酸送達を自己免疫疾患治療に応用することを目標に、免疫応答を制御する重要な組織であるリンパ節を標的として核酸を送達できる製剤技術の開発を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
二次リンパ組織は獲得免疫の調節を司るため、免疫制御を目的とした薬物の重要な標的組織と考えられる。そこで、二次リンパ組織を標的としたmRNA送達を目的として、キャリアである脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle: LNP)の処方設計をおこなった。本研究ではアポトーシス細胞の貪食を促進する"eat-me"シグナルとして知られるリン脂質のホスファチジルセリン(phosphatidylserine: PS)を組成中に導入した。この際、本来はアルコール難溶性であるPSの脂肪酸鎖を改変することにより、アルコール可溶型のPSを合成した。PSをアルコール溶液の状態で扱うことにより、マイクロ流体技術を用いた再現性の高いLNP調製を適用刷ることが可能となった。in vitroの評価系において、PS搭載LNPは生体内のPS受容体であるTim-4への結合能に優れていたことから、PSはLNP上でもリガンドとして機能することが明らかになった。続いてin vivoにおいてPS搭載LNPの動態的特性を評価したところ、本LNPは従来から作成されてきた一般的なLNP組成と比較して、静脈内投与後に脾臓へより効率的に集積した。そしてPS搭載LNPにmRNAを封入することにより、脾臓を標的組織としたmRNA送達技術を構築することに成功した。また、脾臓の細胞レベルの解析により、LNPおよび封入mRNAは脾臓常在性の赤脾マクロファージおよび辺縁帯マクロファージを主要な標的細胞とすることが明らかになった。さらに本研究では、PS搭載LNPのin vivoにおける薬理機能についても検証した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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