小胞体内凝集体の分解を担うオートファジーの誘導機構と分解機構の解明
Project/Area Number |
22KJ0479
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Project/Area Number (Other) |
22J12812 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 44010:Cell biology-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
石井 俊輔 千葉大学, 融合理工学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | オートファジー / 小胞体 / タンパク質凝集体 / プロテオスタシス |
Outline of Research at the Start |
本研究は、哺乳類細胞内で多様なタンパク質の合成の場として機能する細胞小器官である小胞体のオートファジー依存的な分解機構に焦点を当てる。新たに、選択的に分解される小胞体基質の同定や、分解に伴う基質選択性を担保するメカニズムの解明、またその分解システムの誘導機構を探索することで、小胞体選択的オートファジーの詳細な機能機序と生理的意義を見出すことを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
小胞体内に蓄積した不良化タンパク質を選択的に認識し分解するシステムである小胞体選択的オートファジー(ER-phagy)に焦点を当て、その分子メカニズムの解明を目指した。ER-phagyは電子顕微鏡による発見当初よりその生理的意義について、小胞体内の不良化タンパク質を除去することで小胞体恒常性を維持するとした仮説が立てられていたが詳細は不明であった。凝集性モデル基質を用いた解析から我々は、Cell cycle progression protein 1 (CCPG1)と呼ばれる小胞体膜タンパク質の小胞体内腔ドメインが直接基質を認識し、オートファジー依存的な分解へと誘導することを見出した。また、CCPG1の小胞体内腔ドメインは脊椎動物間に保存された複数の基質認識ドメインを有することもわかった。CCPG1が細胞質ドメインにおいてRB1CC1/FIP200やLC3/GABARAP familyといったオートファジータンパク質と相互作用しているという過去の報告と合わせて、本研究からCCPG1は、オートファジータンパク質と小胞体内基質の双方に親和性を持つレセプタータンパク質であることが示唆され、これらの成果をまとめ発表した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)