Gradual inter-modal integration of rhythms in infancy: Examination from a vestibular information
Project/Area Number |
22KJ0529
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Project/Area Number (Other) |
21J00834 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 90030:Cognitive science-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
YU LIRA 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(PD) (60760709)
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Project Period (FY) |
2024-02-13 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 母子間インタラクション / ターンテイキング / 乳幼児 / 前庭感覚 / 選好リズム / 言語発達 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、ヒトの対話場面で見られる「ターンテイキング(間)」の発達過程を明らかにする。日本語を母語とする3歳児が、非母語で話かける実験者に対して、どのように対話を持続していくか、を対話間の時間的要素に着目して分析する。ビデオカメラやマイクで記録した行動と対話データを用い、深層学習を活用して発話と非発話の符号化を自動化する予定である。
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Outline of Annual Research Achievements |
初年度から開始した3歳児対象の縦断的調査を、本年度2022年6月末まで実施した。本調査では、ヒト成人間の対話場面で見られる「迅速なターンテイキング(間)」の発達過程を探索的に調査した。日本語を母語とする調査参加児に対し、日韓バイリンガル実験者が2つの実験を行った。実験では、実験者と参加児の対話インタラクションを母語条件(日本語)と非母語条件(韓国語)で比較した。ビデオカメラおよびマイクで記録した行動と対話データに基づき、対話間の時間的要素を分析した結果、調査参加児は、母語条件と非母語条件の両方で、迅速な対話のやり取りを行っていることが分かった(条件間で有意差なし)。この結果は3歳児に語意が理解できない外国語でも、非言語的要素を通じて相手との対話を持続する能力があることを示している。本研究成果は、2023年1月5-7日に開催された国際学会BCCCD23にて、ポスター発表を行った(Budapest CEU Conference on Cognitive Development 2023 @ブダペスト、ハンガリー)。海外渡航が困難な事情があったため(妊娠)、現地で発表は、第2著者である研究協力者が行った。 また、本年度後期には、当初の研究計画であった「母親の歩行速度が乳幼児の選好リズムに与える影響」について調査を開始した。特別研究員本人の妊娠30~36週目までの歩行速度を、スマートフォン内蔵の加速度センサーを用い記録した。この予備調査で妊娠期の母親は一日の中で、ある一定の歩行リズムではなく運動場面に応じて複数の歩行リズムで歩いていることが明らかになった。胎児が、母親の二足歩行による「多様なリズム」を、前庭感覚として経験・学習し、それに反応して行動を調整している可能性について、研究再開後に追加データの取得を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた実験室訪問型のデータ収集は、新型コロナ感染症拡大防止のため、当該年度も延期したが、予備的に開始した3歳児対象の「対話的インタラクション場面で見られる迅速なターンテイキング(間)」の発達過程をみる研究から、語意が理解できない外国語でも、非言語的要素を通じて、積極的に相手との対話を持続する能力があることを明らかにした。この研究成果は、2023年1月5-7日に開催された国際学会BCCCD23 (Budapest CEU Conference on Cognitive Development 2023,ブダペスト、ハンガリー) にて発表した。また、「母親の歩行速度が乳幼児の選好リズムに与える影響」に関して、スマートフォン内蔵の加速度センサーを用い、研究対象者が妊娠30週目から36週目までデータ記録を行った。妊娠期の母親は、運動場面に応じて複数の歩行リズムで歩いていることを明らかにし、胎児がその歩行リズムの切り替わりに応じて、姿勢や運動を調整していることが分かった。 以上、2つの発達研究に十分な進捗が見られたことから、特別研究員(PD)2年目としておおむね順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度前半は、研究代表者の事情により、研究中断を予定している(出産および育児のため)。2023年度の研究再開準備支援期間中には、まず「対話型インタラクション場面でみられる迅速なターンテイキング(間)」について実験を継続的に追加し、学会発表および論文化を目指す。また「母親の歩行速度が乳幼児の選好リズムに与える影響」については、研究代表者の実子を対象に、生後の乳幼児期の選好リズムを調査し、胎児期に経験・学習した「母親の歩行リズムの影響」に関する仮説検証を行う。取得されたデータは取りまとめ、国際学会での成果発表を準備する予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)