Project/Area Number |
22KJ0654
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Project/Area Number (Other) |
21J21799 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 02060:Linguistics-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 唯 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2021: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | トルコ語 / 複数行為性 / 重複 / 類型論 / 行為複数性 |
Outline of Research at the Start |
本研究ではトルコ語の行為複数性 (pluractionality) の問題に取り組む。行為複数性は行為参与者や行為の回数が多いことを指す現象である。この現象は、言語類型論で注目をうけ、チュルク諸語研究でも重要ながら、トルコ語においてはほとんど研究がない。本研究では、トルコ語における行為複数性の表現の全体像を記述し、類型論とチュルク諸語研究の観点からその特徴を解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、トルコ語における行為複数性の表現の全体像を記述し、言語類型論とチュルク諸語研究の観点かららその特徴を解明することである。令和5年度は、現地トルコでフィールド調査を行うことができた。そのフィールド調査によりトルコ語の行為複数性の表現のデータを集めることができた。特に、トルコ語において行為複数性を表す名詞の重複で名詞修飾機能を持つ表現と動詞修飾機能を持つ表現について、前年度の調査を補完する形で調査を行った。調査の結果、それぞれの表現の形式と意味を明らかにし、それらの表現についてトルコ語や世界の言語における位置づけをすることができた。名詞修飾機能をもつ名詞重複に関する成果について論文を執筆し、『東京大学言語学論集』(TULIP: Tokyo University Linguistic Papers)に掲載された。動詞修飾機能を持つ名詞重複に関する成果については『言語研究』に投稿した。
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