Project/Area Number |
22KJ0810
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Project/Area Number (Other) |
22J11616 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 61020:Human interface and interaction-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 亮 東京大学, 工学系研究科, 特任助教
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ウェアラブルコンピュータ / 電子テキスタイル / メアンダコイル / 無線給電 / パッシブインダクティブテレメトリー / コイル / ニット / 無線センシング / バッテリレス / 服 |
Outline of Research at the Start |
人体や衣服へ配置された複数のウェアラブル機器のデータ収集をBluetooth などにより無線で行う無無線ボディエリアネットワーク(WSBN)は、ユーザが定期的に複数のウェアラブル機器を充電する必要がある。そこで、ウェアラブル機器を衣服上の様々な場所へ配置できるように、衣類全面での安定した無線給電・センシングを目指す。この実現に向け、人体スケールへ拡大しても安全で効率的なテキスタイルコイルを提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
活動記録、健康管理、触覚フィードバックのための複数のウェアラブルデバイスの使用は、ユビキタスコンピューティングの分野でますます一般的になってきていますが、ウェアラブルデバイスに重く嵩張るバッテリーを搭載する必要があるため、ウェアラブルデバイスを日常生活の中で長時間使用するのは困難です。一つの解決策として、衣服にワイヤレス充電及び読み取りシステムを組み込むことで、身体周りで途切れることのない電源供給とデータ収集を可能にすることです。しかし、このような無線給電・通信システムに使用できるコイルを全身へ拡張すると、体内との電磁的干渉が大きくなり、無線システムの性能を低下させます。そこで、人体スケールの効率的なワイヤレス充電と読み取りができるメアンダコイルを提案しました。このメアンダコイルは、身体表面近くに強い誘導磁場を局在させることができるため、Wクラスの安全で効率的な充電と、μWクラスの低電力での高感度な読み取りが実現できました。さらに、メアンダコイルの単純なジグザグパターンは、工業用の編み機を使用した大量生産に適しています。そのため、人体スケールのメアンダーコイルは、長期間にわたり、全身に配置されたバッテリー不要のウェアラブルデバイスの運用を可能にし、日常服を用いた「継続的な全身ウェアラブルコンピューティング」の普及を促進できます。これらの成果は、国際会議ACM CHI、Ubicompで発表済であり、さらには国内外でテレコムシステム技術学生賞 最優秀賞、山下記念研究賞、WISS2022最優秀論文賞,ACM Ubicomp 2022 Gaetano Borriello Outstanding Student Award Runner up、ACM CHI 2022 Best Paper Awardを受賞しました。
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