Project/Area Number |
22KJ1034
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Project/Area Number (Other) |
22J21016 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 15010:Theoretical studies related to particle-, nuclear-, cosmic ray and astro-physics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
仁木 敦也 (2023) 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Research Fellow |
仁木 敦也 (2022) 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 加速器現象論 / ミューオンコライダー / ダークマター / 標準模型を超えた物理 / ダークセクター / 固定標的実験 |
Outline of Research at the Start |
現代の素粒子物理学においては標準模型の検証と共に、標準模型の枠組みから外れた物理模型を探索することが重要なテーマである。本研究は現存または将来的に計画されている加速器実験計画において、標準模型を超えた物理がどのように見えるかを計算し、そして実験設備やデータをどのように活用すればそのような物理模型の有無を検証できるかを提案することを目指している。
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Outline of Annual Research Achievements |
今年度は主にミューオン加速器実験における標準模型を拡張した物理模型の探索について研究を行った。本研究分野における問題の一つにダークマターがある。ダークマター探索として加速器実験は有効な手段であり、将来実験であるミューオンコライダーにおいてどのように探索できるのかを調べることは将来実験の動機付けの観点でも重要である。本研究ではダークマター模型としてminimal dark matter模型を考えミューオンコライダーでの感度を計算した。ミューオンコライダーでは直接ダークマターを生成しその崩壊物質を検出することによる探索と間接的にダークマターによる量子論的な補正をミューオンの弾性散乱の精密測定から探る方法があり、間接検出による探索の感度が直接探索の感度よりも良い事を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究の目標の一つである衝突型実験による高エネルギー物理模型の探索について進捗があった。査読付き論文が一報あり、関連研究について現在研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度行ったミューオンコライダーでの物理探索の研究の続きを行なっている。直接探索についてより詳細な研究を行い先行研究の改善を図る。
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