歯周病菌によるオートファジー異常が心不全HFpEFの病態発現に与える影響の解明
Project/Area Number |
22KJ1210
|
Project/Area Number (Other) |
22J40087 (2022)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 57030:Conservative dentistry-related
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
渡辺(始平堂) 由佳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特別研究員(RPD)
|
Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
|
Keywords | 歯周病 / オートファジー制御異常 / 心不全 / HFpEP |
Outline of Research at the Start |
本国の死因別死亡率において心不全が上位を占めている。心不全の中でも左室駆出率が保持された心不全(HFpEF)については病態と発症機序の解明が不十分であり、有効な治療法が確立していない。HFpEFの発症機序のひとつとして心筋への異常タンパクの蓄積が有力視されているが、詳細は不明である。本研究では「歯周病菌の持続感染がオートファジー制御異常を誘導して心筋への異常タンパクの蓄積を促進することでHFpEFの病態を誘導しているのではないか」という仮説を立案し、その仮説を検証していく。
|
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は歯周病原細菌Porphyromonas gingivaisが放出する病原因子gingipain、がオートファジー制御因子であるVAMP8を切断し、オートファジー制御異常を引き起こすことにより心筋梗塞後の病態を悪化させる分子機序を解明した。その研究成果を国際科学雑誌に投稿した。 また、歯周病原細菌の感染により、心筋細胞内に異常タンパクが蓄積することをWB法によって明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験で使用予定の遺伝子改変マウスの作成が予定通りに進んでいないため。
|
Strategy for Future Research Activity |
遺伝子改変マウスの作成が予定通りに進んでいないため、vitroの実験を進めていきたい。 具体的には培養心筋細胞にAd-MitoKeimaを導入することで、異常タンパクの蓄積がオートファジーだけでなく、マイトファジーの経路に与える影響も検証する。
|
Report
(2 results)
Research Products
(9 results)