Project/Area Number |
22KJ1432
|
Project/Area Number (Other) |
22J13587 (2022)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 16010:Astronomy-related
|
Research Institution | The Graduate University for Advanced Studies |
Principal Investigator |
竹村 英晃 総合研究大学院大学, 物理科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 星形成 / 電波天文学 / 分子雲コアの質量関数 / 星の初期質量関数 |
Outline of Research at the Start |
銀河中を漂う低温かつ高密度のガスの塊は分子雲と呼ばれ、分子雲中に点在する分子雲コアと呼ばれる高密度領域が星の誕生現場である。近年の研究では分子雲コアが外部からの質量流入で成長する可能性が指摘されているが、どの程度質量が増加するのかは解明されていない。そして分子雲コアの成長の様子を明らかにするには、異なる進化段階にある星形成領域の観測と分子雲コアの質量などの性質を調べることが有効である。また分子雲コアは分子雲に埋もれており、その質量を導出するためには分子雲コアとその周囲の物質を切り分ける必要がある。そこで本研究では、分子雲コアの質量導出手法の確立と若い星形成領域での分子雲コアの性質の解明を行う。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、分子雲コアへの質量降着を考慮した、現在の標準シナリオよりも現実的な星形成モデルの構築に向けた研究を行なった。DC2採用期間の2年間において4つの研究計画を提案し、1年間研究を行なった結果を以下に報告する。 【各研究計画の実施状況】 <研究計画A>分子雲の階層構造を用いた分子雲コアの質量の計算手法:分子雲の観測手法にはダスト連続波と分子輝線の2種類がある。研究計画立案時は前者の場合のみを検討する予定だったが、両方の観測データから分子雲コアやその質量関数を導出する手法を構築する手法を構築するように方針を変更した。その結果、それぞれの観測手法が分子雲コアの質量関数に与える影響やその補正手法を網羅的に明らかにした。<研究計画B>CASAシミュレーターを用いたmissing fluxの評価:シミュレーターを用いた研究の代わりに、<研究計画A>の結果を踏まえ、干渉計の観測データで分子雲コアの質量関数を導出した際に想定される影響を検討した。なお、その結果は、本研究計画で実施を想定していた模擬観測を実施した最近の結果と整合的であった。<研究計画C>赤外線暗黒星雲観測データへの適用:よく性質が知られた分子雲において、将来の観測の際に基準となる分子雲コアのカタログと分子雲コアの質量関数を導出するに方針を変更し、<研究計画A>の内容を踏まえてオリオンA分子雲の観測データの解析を行なった。この結果はすでに学術誌で発表済みである。<研究計画D>星形成の初期条件および質量降着に伴う進化の検討:質量降着率やその過程について検討を行い、[研究計画C]と併せて発表済みである。 【本研究課題全体の実施状況】 本研究課題の目的に向けて、①分子雲コアの質量を観測から導出する手法、②さまざな領域の分子雲コアの質量関数を比較する際に基準となる分子雲コアカタログの作成という、2点について大きな成果があった。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|