Comparison between the behaviors of modern human and Neanderthals from the perspective of lithic raw material utilization: quantitative analysis of chert lithics in southern Jordan
Project/Area Number |
22KJ1518
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Project/Area Number (Other) |
21J20717 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 03050:Archaeology-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
須賀 永帰 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2023: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | レヴァント地方 / 旧石器時代 / Schmidt Hammer / 反発硬さ / Rockwell硬さ / 剥離予測性 / 石器の小型化 / 石器石材選択 / 剝離予測性 |
Outline of Research at the Start |
申請者はヨルダン南部のJebel Qalkha旧石器遺跡群を対象に、上部~中部旧石器時代(6万~3万年前)における石器石材(チャート)の変化を研究している。上部旧石器時代前期(4万5千年前~3万年前)になると表面が滑らかで透過度の高いチャートの比率が上昇することを明らかにした。この時期は小型石器の利用が増加しており、増加したチャートは小型石器の製作に適した性質を持っているものと思われる。そこで、申請者はチャートの硬さを測定し、増加したチャートが打製石器の製作に適していたかどうかを検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
中部旧石器時代後期から上部旧石器時代前期(6万~3万年前)におけるレヴァント地方は旧人と現生人類が同時期に共存していた、人類進化における要衝である。その文化、特に遺跡から出土する遺物の大半を占める石器に着目すると、上部旧石器時代前期に小型石器の比率が上昇していることが大きな変化の一つである。しかしながら、石器の材料となる石材の研究は、利用石材がチャート単一のせいか、地質学的手法から採集場所を明らかにする産地同定の研究がほとんどである。そして、その剥離のしやすさにおいては、粒の細かい(fine-grained)チャートを「質」が高い、粒の粗い(coarse-grained)チャートを「質」が低いと定性的に評価しているだけである。申請者はこれまでの研究の中で、小型石器の増加に伴い、fine-graiendなチャートの割合が上昇していることを明らかにした。変化の理由として、チャートの見た目によって硬さが異なるためではないかと着想した。 2022年度にヨルダンで野外調査を実施し、チャートの見た目が異なると硬さが違うのかを検証するためにSchmidt Hammerに反発硬さとRockwell硬さの測定を行った。その結果、Rockwell硬さでは差がみられた。石器によって利用されているチャートが異なっており、当時の人類はチャートの硬さを経験的に理解し、使い分けていた可能性が考えられる。 2023年度はこれらの成果を原稿にまとめて、Journal of Paleolithic Archaeologyに投稿した。そして査読の結果、掲載が決定された。
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Report
(3 results)
Research Products
(8 results)