Project/Area Number |
22KJ1698
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Project/Area Number (Other) |
21J22351 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 16010:Astronomy-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
反保 雄介 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 降着円盤 / 激変星 / 矮新星 / 観測天文学 / 突発天体 / 矮新星アウトバースト / せいめい望遠鏡 / 分光観測 |
Outline of Research at the Start |
降着円盤は,幅広いスケールの天体で観測されており, 降着円盤を介した重力エネルギーの開放によって激しい活動現象を見せる。しかし,降着円盤に伴う様々な突発的な増光現象現象の説明に必要となる, 時間進化を解く事ができる円盤モデルの作成と観測的検証は,矮新星などの連星系円盤のみでしか成功していない。近年の深い時間軸サーベイによって明らかになりつつある特異な矮新星アウトバーストや静穏期の振る舞いについて注目し,観測と理論の両面からのアプローチによって,降着円盤不安定モデルをアップデートすることで,矮新星の多様なアウトバーストを説明できる大統一理論の構築を大目標に研究を遂行する。
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Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は,「観測と理論による降着円盤不安定性モデルの拡張 ---矮新星大統一理論を目指して」をテーマとする研究課題の最終年度にあたる3年目である。本年度は1報の主著論文と3報の共著論文がが査読あり国際誌から出版され,また,2件の国際学会を含む計8件の学会発表を行った。 主著論文では,我々の研究グループが主導する国際的変光星観測ネットワークであるVSNETを通じて観測したデータを用いて,矮新星V627 Pegで観測された2021のアウトバーストの詳細な観測報告と,同一天体の過去2回のアウトバーストの特徴を比較した。その結果,3回のアウトバースト間で見られた多様性の由来として静穏期の降着円盤構造が大きな影響を与えている可能性を明らかにした。 2023年6-9月には日本学術振興会若手研究者海外挑戦プログラムを利用し,イギリス・サウサンプトン大学に滞在しKnigge教授とともに共同研究を実施した。 また,イタリアで開催されたThe Golden Age of Cataclysmic Variables and Related Objects VI,タイで開催されたEast Asian Young Astronomers Meeting 2024に参加・発表し,現在進めている激変星に付随する円盤風に関する研究成果について議論した。 3年間の特別研究員DC1の期間では,合計4報の国際誌査読あり論文を出版し,また2件の招待講演を含む20件の学会発表を行なった。
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