Project/Area Number |
22KJ2120
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Project/Area Number (Other) |
22J10688 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 27020:Chemical reaction and process system engineering-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
佐々木 弘毅 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 超膨潤ラメラ相 / ナノシート / 強磁性液晶 / 流れの可視化 / リオトロピック液晶 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、ナノシートのサイズを自在に制御できる合成法を開発する。ナノシートを利用した高品質なデバイスの作製には、均一なサイズのナノシートが不可欠である。申請者は、界面活性剤の自己集合体である二分子膜を鋳型とするナノシート合成法に着目した。ナノシートのサイズ制御を実現するために、反応場となる二分子膜のサイズ制御を行う。二分子膜の安定性の定量的な評価方法の確立と、攪拌方法の検討を行うことで実現する。
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Outline of Annual Research Achievements |
超膨潤ラメラ相が最安定となる組成の検討、および、最適な攪拌方法の検討を行った。最安定となる組成に関しては磁性ナノシートを利用した新たな評価方法を開発した。磁性ナノシートを添加した超膨潤ラメラ相溶液を振動試料型磁力計(VSM)によって評価し、保磁力と緩和時間を測定することで最安定な組成を検討した。この磁性ナノプレートが分散した超膨潤ラメラ相溶液は報告例のない強磁性液晶であることが明らかになった。既報のものよりも遥かに安価で安定であり、複屈折の変化を利用した磁場の可視化への応用も見込まれた。また、最適な攪拌方法の検討では、テイラークエットを作製し、撹拌状態の制御を目指した。撹拌状態は流体数値解析と超膨潤ラメラ相溶液の複屈折によって確認した。さらに、流体数値解析の結果と超膨潤ラメラ相溶液の複屈折が対応していることを見出した。この結果から、超膨潤ラメラ相溶液を利用した流れの可視化法の開発を行った。本可視化法は既報の流体の可視化法と比較して目視で簡便に大域的な流れを観察することが可能である。また、正面と側面から観察することで流れを立体的に理解することも可能である。 見出した最安定となる組成と最適な攪拌方法を利用することで、本研究の目的である超膨潤ラメラ相溶液中で合成するナノシートの精密なサイズ制御が可能となると予想される。本手法は、撹拌条件によってナノシートのサイズを自在に制御でき、液相反応であることから、スケールアップや工業化を行うことも容易であると期待される。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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