唾液腺: 粘液腺と漿液腺の分化スイッチをつかさどる遺伝子群の同定
Project/Area Number |
22KJ2303
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Project/Area Number (Other) |
21J40187 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
皆木 瞳 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 唾液腺 / 外胚葉 |
Outline of Research at the Start |
細胞の運命は胚発生初期にまず外胚葉、内胚葉、中胚葉に分かれ、その後それぞれ、神経系や内臓、骨などに順次分化して行く。通常、これらの胚葉を超えて組織を分化させることは難しいため、細胞の系譜情報は非常に重要である。まずは唾液腺が発生中の胚のどの細胞に由来するかを探索することを目的とする。20世紀前半には口腔粘膜の位置によって歯や唾液腺の由来が決まるとされているが、現在はさまざまな知見によって、必ずしも位置だけが運命を決定づけるわけではないことが明らかとなっている。本研究では唾液腺の発生起源を明らかにすることを目的として遺伝子改変マウスを用いて解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
唾液腺の発生は口腔粘膜上皮が肥厚し問葉組織へ索状に侵入することによって始まり、分枝形成、導管形成、終末部での細胞分化を経て形成される。唾液腺の発達過程におけるシグナルや器官形成過程は数多く報告されているものの、各唾液腺の発生機序は未知の点が多い。一概に唾液腺といっても耳下腺、顎下腺、舌下腺、小唾液腺など異なった働きをもち、構造も細胞レベルから全く違う性質を持つことからそれぞれが異なった遺伝子に基づいた発生機序をとると考えられる。再生を目指した研究でも唾液腺様の構造は認められるが、それぞれ機能的にどのような性質を示すか、またそもそも機能分化の鍵となる遺伝子が何かというところまで至っていない点が問題として挙げられる。唾液腺再生を目指す上でそれぞれの唾液腺ごとの器官形成の全容を解明することが求められている。それらを解決する方法としては、発生生物学に基づいた一貫した検討が必要である。 本研究では、第一に唾液腺の発生過程から遡り、三胚葉における由来を明らかにすることを目標とした。そして次に粘液腺と漿液腺が各々に分化するための遺伝子を見つけだし、唾液腺前駆細胞における分化機構を解明することで 機能的粘液腺・漿液腺への誘導を行うことを目標とする。本年度は三胚葉それぞれに蛍光がノックインされているマウスの外分泌腺の組織学的解析と分子生物学的解析を実施した。三胚葉のうち外胚葉に特に注目して解析を実施することで、唾液腺の初期発生を明らかにすることを行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究方法としては、外胚葉、内胚葉、中胚葉由来細胞系譜に対して、3色の蛍光がそれぞれノックインされたマウスを用いているのであるが、それぞれの蛍光を発色する必要があり、目的のマウスを得ることが難しかった。そのためやや進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、TRiCKマウスの組織学的解析を実施しており、予定の計画の中の初期発生における組織学的解析はおおむね終了している。今後は発生起源が唾液腺の機能や病態などにどのように関連するかを解析していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)