Project/Area Number |
22KJ2368
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Project/Area Number (Other) |
19J00741 (2019-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2019-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 17050:Biogeosciences-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松井 久美子 九州大学, 総合研究博物館, 特別研究員(CPD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2019: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 古生物学 / 古脊椎動物学 / 海棲哺乳類 / 絶滅 / CT / 3D |
Outline of Research at the Start |
海棲哺乳類は海は浅海域から深海域,北極域から南極域まで世界中の海に進出している海棲哺乳類であるが,海洋進出初期には比較的限られた地域に生息していたことや,現在と非常に大きく異なった形態を持っていたことが知られている.現在見られる多様な形態,生息域を獲得するまでには複数回の多様化と進出海域拡大イベントが起きている.これまで,個々の分類群については多様化・海域拡大についての研究が多く行われてきているものの,海棲哺乳類全体としての多様化・海域拡大についての知見は極めて少ない.そこで,海棲哺乳類の海洋進出を化石からその進化・絶滅・多様化の要因を明らかにする.
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Outline of Annual Research Achievements |
世界中の海に進出している海棲哺乳類であるが,その海洋進出は異なる時代にまたがって数回起き,進出初期には現在と大きく異なった形態を持っていたが,そ の後,各系統で独自に形態を多様化させると同時に,生息域を拡大させたことが知られている.これまで,個別の分類群について多様化・海域拡大を議論した研究 は少なくないが,異なる系統を含む海棲哺乳類の全体像を同一の視点から比較検討する試みはほとんどなされていない.そこで,特に頭蓋骨内に残された脳神経・ 感覚器形態など,化石から抽出可能な生息環境を反映する全ての特徴についてCTスキャン等を用いて精査し,そこから海棲哺乳類の多様化・生息海域拡大の要因 を明らかにするために研究を遂行している. 今年度もスミソニアン国立自然史博物館を研究の拠点とした。スミソニアン国立自然史博物館収蔵の海棲哺乳類化石のデータをもとに、鯨類を主にして、海棲哺乳類の神経系や感覚器官についての検討を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年度の前半はCOVID-19オミクロン株による影響により、研究施設への立ち入り等が制限されることがあった。そのため、研究計画当初想定していたような研究活動を遂行することができなかった。このことに加え、申請者が通勤中に自動車接触事故に遭遇し重症を負っため、実施可能な研究活動が長期間にわたり制限された。
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Strategy for Future Research Activity |
予定が遅れているため、本年度の後半に取得することができたデータの解析を早急に実施していく。また、本年度前半に実施することのできなかった標本調査等を早急に実施していく予定である。
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