構音方法の習得がことばの印象形成と学習に与える効果
Project/Area Number |
22KJ2380
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Project/Area Number (Other) |
21J20359 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 10020:Educational psychology-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大竹 裕香 九州大学, 人間環境学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 2023: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2022: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2021: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 音象徴 / オノマトペ / インアウト効果 / 調音 / 感覚間協応 |
Outline of Research at the Start |
「あ」は大きい感じがする,「い」は小さい感じがする。このように言語音そのものが特定のイメージを持つ現象は【音象徴】と呼ばれ,知らない外国語の意味推測や,子どもの言語獲得を助けたりすることが指摘されている。その形成プロセスについては未だ明らかでないが,発音時の筋運動感覚の影響が仮説として挙げられてきた。本年度の研究では,筋運動感覚がことばの印象に影響していると考えられる現象の一つである「インアウト効果」ー子音の調音位置がどのように移動するかが単語の好ましさに影響するーという現象の生起メカニズムを追い,音象徴の形成プロセスとことばの学習の促進プロセスに迫る。
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Outline of Annual Research Achievements |
「あ」は「い」よりも大きい感じがする。「キキ」は「ブーバ」より尖った感じがする。このように,ことばの持つ音そのものが意味を伝達する現象は【音象徴】と呼ばれており,多くの研究で示されているが,その形成プロセスについては未だ明らかでない。本研究の目的は,発音時の筋運動感覚が音象徴の形成プロセスに果たす役割を解明することであった。2022年度の研究において,単語を構成する子音の調音位置の移動方向によって単語の印象が変化するという「インアウト効果」が,日本語話者においても頑健に生起することがわかった。2023年度はこの成果について論文を執筆し,現在投稿中である。 調音位置の移動という発音時の運動がどのように印象形成に寄与するのかということについて,内向き単語は食べる動きを,外向き単語は吐き出す動きを模倣することになるために好ましさが異なるのではないかという摂取関連説に着目し,本年度はさらに2つの研究を行った。一つは日本語実在オノマトペにおける調音位置の移動についての調査,もう一つは調音位置の移動方向を操作した無意味語を用いた意味推測実験を行った。前者については日本心理学会とヒューマン情報処理研究会 (HIP) にて発表を行い,後者は後続実験を検討しながら成果発表を準備中である。 また,2021年度から取り組んでいた,視聴覚間協応の分類に関する研究の論文がPLOS ONE誌に掲載された。この研究では,視聴覚間協応が少なくとも2つに分類できることと,視聴覚間協応の分類における言語のかかわりの重要性が明らかになった。
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)