Project/Area Number |
22KJ2406
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Project/Area Number (Other) |
21J40073 (2021-2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 10040:Experimental psychology-related
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Research Institution | National Hospital Organization, Hizen Psychiatric Center (2023) Kyushu University (2021-2022) |
Principal Investigator |
光藤 崇子 独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター(臨床研究部), 臨床研究部, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 聴覚注意課題 / ニューロフィードバック / γオシレーション / 統合失調症 / ガンマオシレーション |
Outline of Research at the Start |
近年30 Hz 以上の頻度で起こる律動的な神経活動であるγオシレーションの異常が統合失調症者の精神症状や認知機能障害、知覚処理の異常などとも深く関連することが明らかにされている。代表的な例として音刺激を聴取する際に生じる聴覚野におけるγオシレーションの刺激同期性が健常者と比べて統合失調症者で低下し、その度合いが言語性幻聴の強さと相関することが知られている。本研究では、言語性幻聴の症状と関連が深いと考えられる、統合失調症者の聴覚皮質におけるγオシレーションの異常に注目し、その異常と言語性幻聴の症状を改善するための聴覚訓練課題とその訓練効果を促進させるニューロフィードバック課題の開発を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、昨年度から継続して聴覚課題を応用して脳波を指標としたニューロフィードバック訓練法を開発した。具体的には、音の弁別(40, 42Hz)をしながら自分の脳波を確認し、内因性ガンマ活動を抑制するよう訓練を行う。音の弁別課題を行っている時の脳波をリアルタイムで解析し、脳活動を視覚的にフィードバックする。同時に、課題の正解・不正解もフィードバックし、脳活動を抑制しつつ、課題に正解するように教示を与える。この基本事項を遵守しつつ、より精度の高いシステムを作成するため調整を繰り返した。1日1時間の訓練セッションを2週間の間に5回(月、水、金、月、水等)実施し、毎回脳活動の閾値(それ以上のパワー値になるとノイズとみなす)を決めた。その閾値を用いて訓練セッションを3回実施し、さらに1週間後にガンマ抑制の訓練効果が持続しているか確認した。検討する中で、脳波として解析しているものが実際の内因性ガンマ活動であるのか、システムノイズをフィードバックしている可能性はないかが問題となり、計測時点でノイズ処理できるような個々人の最適値に合わせたシステム構築が必要であることがわかったため、改良点を挙げ、さらなるシステム構築を目指した。今年度までに実施していた研究を令和6年度から日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究C「統合失調症者の言語性幻聴緩和のためのニューロフィードバック支援法の開発」という課題で研究継続する予定である。今年度は、本研究課題に関連して3件の学会発表を行った。うち、第53回日本臨床神経生理学会学術大会では講演内容に対して最優秀演題賞(一般口演)の評価がなされた。
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