Project/Area Number |
22KJ2454
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Project/Area Number (Other) |
22J13785 (2022)
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 38020:Applied microbiology-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
福永 嵩大 九州大学, 生物資源環境科学府, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ガラクトース含有糖鎖 / 細胞壁多糖 / 油脂生産酵母 / 分裂酵母 / O-結合型糖鎖 / N-結合型糖鎖 / ガラクトピラノース / 細胞間認識 |
Outline of Research at the Start |
動物、植物を問わずほとんどの生物の細胞表層は糖鎖で覆われている。糖鎖とそれを認識するタンパク質との相互作用を介した様々な生体機能の調節が高等動物を中心に知られている。糖鎖を構成する糖の中でもガラクトースは認識の特異性の高さから認識糖と呼ばれている。
本研究ではまず、油脂生産酵母のガラクトース含有糖鎖(Gal 糖鎖)を活用した生存戦略を明らかにする。さらに細胞内での働き、および認識機構の相違点を複数の酵母細胞の間で比較することで真核微生物のGal糖鎖が自然界で果たす役割を解明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では糖鎖中にガラクトースを有する分裂酵母Schizosaccharomyces pombe、Schizosaccharomyces japonicus、油脂生産酵母Yarrowia lipolytica、Lipomyces starkeyiを研究対象とした。いくつかの酵母細胞は酵母型と菌糸型を切り替える二形性を示す。分裂酵母の中ではS. japonicusが唯一二形性を示す。そこで、糖鎖へのガラクトース付加の場であるゴルジ体に供与基質UDP-Galを供給するUDP-Galトランスポーター遺伝子を破壊することで、S. japonicusガラクトース欠損株を取得した。ガラクトース欠損株は誘導条件下でも菌糸状成長が確認されなかったことから、菌糸状成長に糖鎖中のガラクトースが必須であることが明らかになった。さらに油脂生産酵母の糖鎖構造についても解析を行い、分裂酵母との比較を行った。その結果、糖鎖の非還元末端の構造が異なることが明らかになった。分裂酵母が有する凝集素タンパク質Gsf2は分裂酵母糖鎖中のガラクトースを特異的に認識する。そこでさらに、Gsf2過剰発現株を用いて油脂生産酵母Yarrowia lipolyticaの糖鎖の認識を調べた。その結果、Gsf2はY. lipolyticaの細胞表層糖鎖を認識しなかった。これらのことから、糖鎖構造の違いに基づくガラクトース含有糖鎖の認識システムの存在が示唆された。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(12 results)