月経周期による運動学習能の変動を予測する指標の開発
Project/Area Number |
22KJ2972
|
Project/Area Number (Other) |
21J23423 (2021-2022)
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Multi-year Fund (2023) Single-year Grants (2021-2022) |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 59030:Physical education, and physical and health education-related
|
Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
五十嵐 小雪 新潟医療福祉大学, 医療福祉学研究科, 助教
|
Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2023: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2022: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2021: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 月経周期 / 微細運動技能 / 反応抑制機能 / 反応遅延 / 反応保留 / 感覚モダリティ / proactive inhibition / reactive inhibition |
Outline of Research at the Start |
月経周期による運動学習能の変動を予測する指標を作成するため、①運動学習に深く関与する行動抑制機能の月経周期による変動を解明する。その後、MRIや経頭蓋磁気刺激(TMS)、脳波(EEG)を用いて、運動学習や行動抑制機能に関与する②皮質-基底核ループの時間的変動を評価できる新たな手法を確立する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
月経周期による運動学習能の変動を予測する指標の作成を達成するために、月経周期による運動学習能の変化を確実に捉えられる学習課題の構築が不可欠となる。2021年度および2022年度は、反応抑制機能を構成する3つの抑制能力(反応中止、反応遅延、反応保留)の評価方法を確立することができた。しかし、運動学習の評価に用いる課題については、月経周期により日常生活やスポーツ活動などに欠かせない様々な運動機能や感覚機能が変化するあるいは変化しないと報告されており、どのような課題を実施するかは議論の余地が残っていた。そこで、本研究では手先の器用さ(微細運動技能)に着目し、従来用いられていた比較的ダイナミックな運動技能を評価するグルーブ・ペグボード課題(GPT)とより複雑で細かい力調整を必要とする力調整課題(FMT)の2種類を用い、月経周期4期で微細運動技能の変化を検討し、運動学習の評価に用いる課題の確立を目指した。 正常月経周期を有する女性19名を対象とし、各周期(月経期・卵胞期・排卵期・黄体期)にGPTとFMTを実施した。その結果、新たに用いたFMTで評価した微細運動技能においてのみ、月経周期によって変化することが明らかとなった。本結果は、微細運動技能でもどのような機能を評価するかによって月経周期による変化が異なることが示唆された。
|
Report
(3 results)
Research Products
(12 results)