Project/Area Number |
22KK0031
|
Research Category |
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 9:Education and related fields
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
中矢 礼美 広島大学, 人間社会科学研究科(国), 教授 (70335694)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 章正 広島大学, IDEC国際連携機構:PHIS, 教授 (50181409)
VARGHESE VARUN 広島大学, 先進理工系科学研究科(国), 助教 (40834718)
|
Project Period (FY) |
2022-10-07 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
|
Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2025: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2024: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
|
Keywords | カリキュラム開発 / カリキュラム検証 / グローバル・テクノロジカル・シティズンシップ / 弁証法的リスクコミュニケーション / 自動運転技術 / 科学技術の両義性 / 功利主義 / マキシミン原理 / 技術倫理 / カリキュラム開発・検証 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、最先端技術の開発とその実装の社会的な効用や弊害を理解し、弁証法的リスクコミュニケーションを通して、グローバルな視野と倫理観に基づいてその開発と制度化において自らの権利と責任を遂行できるコンピテンシーを育成する教育、グローバル・テクノロジカル・シティズンシップ(GTC)教育のカリキュラムの開発を行う。世界中で実施できるカリキュラムとするために、海外共同研究者の協力を得て、インフラ・社会文化が大きく異なるアメリカ、日本、インドネシア、ベトナムの大学に日本側研究チームが赴き、実践し、混合研究法を用いてその効果について検証し、グローバル版GTC教育カリキュラムを開発する。
|
Outline of Annual Research Achievements |
22年度は、グローバル・テクノロジカル・シティズンシップ(GTC)教育として既に広島大学において開発している日本版GTC教育カリキュラムの継続実践・検証・改善を実施した。並行して、それをグローバル課題に対応する教育として世界中で展開できるカリキュラムとするために、インフラ・社会文化・教育が大きく異なるインドネシア、ベトナムの海外共同研究者の大学を訪れてGTC教育カリキュラムの開発を行った。各国の大学では、大学生のテクノロジカル・シティズンシップの事前調査を行い、また当該国での技術開発と実装に関する教育内容の分析、自動運転技術の開発レベル、実装に関する社会的議論の状況、実装の在り方に大きな影響を与えるインフラ状況と社会文化的状況を把握して、海外研究者とグローバル版GTC教育カリキュラムを開発(第1版)した。 日本の大学については23年1月・2月に、グローバル・テクノロジカル・シティズンシップ(GTC)のカリキュラムを実施し(40名)、テスト、レポートおよびインタビューにてその効果を検証した。ベトナムの日本・ベトナム大学では、大学約50人に対してGTCの事前テストを実施して、現状の知識・価値観・態度の状況を把握した(22年12月、オンライン)。 インドネシア・ガジャマダ大学では、大学生約50名にGTCの事前テストを実施して現状の知識・価値観・態度の状況を把握した(23年2月、対面)。それを元に翌年度の実施に向けてガジャマダ大学の研究協力者およびTA予定学生らと議論を行い、カリキュラムの加筆修正を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績に記入したように、計画していた国、日本、インドネシア、ベトナムについては計画通りに調査が進んだ。ただし、アメリカについては22年度内にカリキュラム開発において重要な基本的情報となるコンピテンシーの事前テストを計画通りに行うことができたものの、人数が少なく不十分なデータとなった。また調査日程の調整が難航して、年度内にはアメリカ・テキサス大学での調査が行えなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
23年度は、上述したように4月上旬にアメリカ・テキサス大学にて大学院生らおよび研究協力者とカリキュラム改善についての議論を行い、現在改訂中である。6月に再度、議論を行い、23年度中にテキサス大学で一定数の学生が参加できる授業開設について議論を継続する。インドネシアでは、5月下旬に集中講義としてGTC教育・検証を行い、日本では6,7月月に同様にGTC教育・検証を行う。 ベトナムとアメリカでの実践・検証は未定であるが、秋から冬にかけて実施する予定である。特に、アメリカについては予定していたコースでの実施が難しくなったため、これから再調整をする予定である。
|