Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
本国際共同研究は、冷戦終焉期を「模索の時期」と捉える基課題の視点をグローバル冷戦史にも敷衍し、ワルシャワ条約機構とコメコンにおいて、ソ連・東欧の「グローバル・サウス」からの撤退と新たな関係の構築をめぐって3者間でどのような協議がなされたかを総合的に解明することで、欧州冷戦史とグローバル冷戦史の相互関連性を踏まえた新たな冷戦終焉像を構築することを目指すものである。本研究課題の分析対象が多岐にわたることから、カレル大学(プラハ)の海外共同研究者や研究協力者に東欧や中近東などについての研究を分担してもらうとともに、申請者自身カレル大学に1年間滞在して史料調査ならびに共同研究を活発に進める。