Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
良好な自然環境を維持しながら、受益者の生態系サービスに対するニーズを満たすことが生態系サービスへの支払(PES)政策の目的である。過去の研究では、ニーズ調査手法の開発が行われてきたが、支払者ニーズを満たすというPES政策の本来の目的達成との間には大きなギャップがある。本研究は、PES政策の目的達成を現実的なものとするため、支払者のESニーズを供給者である生態系管理者と共有する手法を開発し、この手法の適用により供給者のPES政策参加意図が向上するかどうかを検証する。対象政策は、世界的にも希少かつ先進的な応益的PES政策である、インドネシアにおけるアナツバメの巣の販売利益に対する課税制度とする。