Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
本研究では,発声障害の治療に活用可能な声帯振動の解析手法の確立を目指す.喉頭の周りには多くの筋線維が複雑に配向しているが,それらを考慮した病的な声帯振動の解析はこれまで行われていない.そこで,カリフォルニア大学のZhang教授とともに,医療画像から各筋線維を抽出して振動解析モデルを構築することにより,様々な筋線維の収縮が声帯の振動特性に与える影響を明らかにする.解析を多数の被験者に適用し,医療画像から患者の発声様式を高精度に予測できる技術を確立することで,発声障害患者の手術結果などを予測できる解析ソフトウェアを開発する.