Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
細胞死の一種であるpyroptosisでは、Gasdermin D (Gsdmd)が炎症系caspaseによって切断され、そのN末端(Gsdmd-N)が細胞膜に溶解孔を形成することが知られている。近年、非がん細胞においてGsdmd-NがcGASを介してHippo-YAP経路を活性化することが報告されている。本国際共同研究では、Gsdmdの切断やHippo-YAPへの影響に着目することで、Cetuximabの長期処理がpyroptosisに与える影響を解明することを目標とした。これにより、GsdmdやYAPを標的とした併用薬や標的治療の探索に貢献し、人類のがん克服の一助となることを目指す。