Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
整形外科領域の手術では、ほぼ必ず「骨」を扱う。近年、高齢社会や医療の進歩の恩恵をうけ、高齢者に対する手術適応は急拡大した。一方で、骨脆弱性の強い高齢者は、インプラント関連合併症(スクリューの緩みなど)を起こしやすく、痛みの遷延や再手術率が高いことが課題となっている。これまで我々は、独自のBiomechanical Analysisを組み合わせることにより、未来の起こりうる合併症を予測し、より安全な手術アルゴリズムの基盤を構築してきた。本課題では国際共同研究を行うことにより、人種間の違いも含めた「骨の質を基軸とした安全な手術の実現・良好な長期成績の獲得」という新たなコンセプトの国際展開を目指す。