Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
申請者は、自ら実施する若手研究において高次免疫解析系(抗体力価動態、エピトープ、アビティディ成熟、リンパ球ポピュレーション)を準備し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における宿主応答の多角的評価を推進している。基課題から通底する「病原体への宿主応答を反映した『高次免疫指標』が、感染の成立や症状重篤化を制御する」との仮説が、より広く感染症危機対応の文脈へと普遍化できることを、熱帯アメリカ地域を流行の震源地とする新興・再興感染症(COVID-19・シャーガス病・ジカ熱等)をモデル疾患に、実証する。臨床アウトカムと、多パラメータ免疫指標とを突合し、感染成立や重篤化の規定因数を解明する。