Research Project
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (A))
IgA腎症は世界で最も頻度が高い原発性糸球体腎炎であるが、疾患の発症・進展機序は未だに明らかにされていない。本研究では、IgA腎症モデルマウスおよびIgA腎症患者の腎組織、血液、尿などの臨床検体を用いてシングルセルRNA解析を行うことで、粘膜免疫応答異常により産生される腎炎惹起性IgA産生B細胞の粘膜面から腎臓への移動の誘因を検証する。さらに、IgA腎症における活動性評価において非侵襲的なマーカーとなり得るものを特定する。IgA腎症の病態メカニズムを明らかにし、さらには新たな治療法の開発につなげる。