ユニバーサルデザインに向けた衣服設計用ボディの開発
Project/Area Number |
23500915
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | Jissen Women's University |
Principal Investigator |
高部 啓子 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (00206872)
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Project Period (FY) |
2011 – 2013
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥5,330,000 (Direct Cost: ¥4,100,000、Indirect Cost: ¥1,230,000)
Fiscal Year 2013: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2011: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | 裁断用ボディ / 高齢女性 / 三次元計測 / 相同モデル / 平面展開 / 体型類型化 / 体幹部形状 / 体型の類型化 / パターン設計 / ボディ開発 |
Research Abstract |
今日のアパレル産業では、現代日本の高齢社会に鑑み、若者中心に展開されている既製衣料の生産を高齢者層まで拡げ、アパレル市場の拡大と産業の活性化を、また高齢者層が持つアパレル製品への不満を解消して消費者満足の向上を達成することが喫緊の課題である。そこで本研究では、高齢者用衣服の提供に役立つ裁断用ボディの開発、型紙作図法やグレーディングルールにおける高齢者対処法の開発を目的として研究を進めてきた。平成23年度ではファッションに関心の高い高齢女性を対象に109名の三次元撮影を行ったことはすでに報告したとおりである。 平成24年度に実施した研究の主な概要は、高齢女性の三次元画像を用いて次の4段階からの研究を進めた。①三次元撮影データの整理、②平面展開のための方法論の検討と平面展開、③平面展開図上での線分長や角度の計測、④得られた計測値による体型類型化を行った。①では、昨年度交付金の遅れにより三次元撮影が後ろにずれ込んだため、2月撮影分についてPolygon Editing Toolを用いて貼り合わせ、不要領域の削除と欠落部分の穴埋め、頸の修正を行い、貼り付けがうまくいかなかった1例を除き、高齢女性108例の三次元立体画像を得た。②ではまず、体幹部三次元立体形状の平面展開を行うために、HBM-Rugleで14点を入力して相同モデルを作成し、DressingSimGを用いて三次元立体画像の平面展開を試みた。③では平面展開した図をCAD(Pattern Magic)に読み込み、パターン上の線分長や角度の計測を行った。④では得られた計測値をSPSSに取り込み、基本統計量の計算や主成分分析、クラスター分析を行い、3体型への類型化を試みた。これらの成果は高齢女性の裁断用ボディの開発や衣服型紙作図法改善の基礎資料として十分役立つものである。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)