糖尿病性腎症患者が抱える問題状況を環境要因の構造からアプローチする取り組みの検討
Project/Area Number |
23593227
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Research Field |
Clinical nursing
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
野澤 明子 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50293626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 直美 浜松医科大学, 医学部, 准教授 (10293630)
中川 理恵 浜松医科大学, 医学部, 講師 (70313947)
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Project Period (FY) |
2011 – 2012
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2012: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2011: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 糖尿病性腎症患者 / 血液透析療法 / 心理的特徴 / 慢性病看護学 / 糖尿病性腎症 |
Research Abstract |
糖尿病性腎症による透析療法導入患者は、年々著しく増加し、腎不全への進展を予防する取り組みの重要性は増している。これまで糖尿病性腎症患者の心理的特徴については文通象者数が少なく十分明らかにされていない。また、糖尿病性腎症患者の看護についても方向性を示すのみとどまっている。このことから本研究の目的は、1)透析療法導入期にある糖尿病腎症患者が抱える問題と心理的特徴を明確にすること、2)透析導入期における糖尿病腎症患者の看護における問題状況を明らかにすることとした。 期間の途中での研究中断のため1)の目的に対してのみ、糖尿病性腎症により血液透析療法導入した慢性腎臓病患者8名を対象にインタビュー調査を実施した。調査内容は、糖尿病性腎症との診断時と透析療法と日常生活に対する思い等であり、半構成式面接法により収集する。データはKJ法の手法を参考に分析した。そのうち1事例の分析結果として、透析導入期における心理的特徴は、[一生続く病いに対するショックと何とか避けたい思い]、[療養法と日常生活の両立の難しさ]、陽体症状の自覚により透析治療を納得]など12のシンボルマークにまとめられた、それらの結果をコービンとストラウスによる病みの軌跡理論により分析したところ、血液透析療法導入期にある糖尿病性腎症患者の5理的特徴として、軌跡の局面により願いの内容が変化する、下降期に向かい患者が行う日常生活の仕事と病気の仕事の調整は困難度が増す、身体症状の苦しみの経験により透析療法を受け入れる、これまでの生活史が今後の生活調整の取り組みへの意図の支えになるなどの特徴が挙げられた。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)