Project/Area Number |
23650491
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Eating habits, studies on eating habits
|
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
福本 敦 東京理科大学, 薬学部, 助教 (50516391)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷中 昭典 東京理科大学, 薬学部, 教授 (80272201)
|
Project Period (FY) |
2011
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
|
Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2011: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
|
Keywords | 花粉症 / スルフォラファン / ブロッコリースプラウト / Th1/Th2バランス |
Research Abstract |
<研究目的> アレルギー性鼻炎の患者は年々増加しており、薬物治療とともに、日常生活の中で実践できる予防法の確立が必要である。今回我々は健康食品として注目されているブロッコリースプラウト(BS)に注目した。BSの主成分であるスルフォラファン(SFN)は抗酸化作用、抗炎症作用等を有することが報告されていることから、BSがアレルギー反応による炎症反応を抑制するのではないかと考え研究を行った。 <実験方法> Balb/cマウスにスギ花粉抗原抽出液を2週間にわたり投与し花粉症モデルマウスを作成した。この作成期間に、BSの乾燥エキスを混餌投与し、マウスのスギ花粉アレルギー反応が緩和されるか検討を行った。花粉症の程度を解析するために、腹腔中の好酸球率を測定した。また腹腔洗浄液中のIgE、IL-4、IFN-γをELISA法にて測定した。 <結果> マウスに花粉症を惹起させた結果、好酸球数百分率は正常時の4.8%から10.8%と約2倍になった。しかしながら、BS摂取群では好酸球数百分率は7.3%となり、花粉症の程度を抑制することができた。また、I型アレルギーで上昇するIgEは、BS摂取群では有意に上昇が抑制された。Th1/Th2バランスの指標として測定されるIL-4及びIFN-γは、BS摂取によりIL-4の分泌が有意に抑制されたが、逆にIFN-γは抗原粗抽出液による分泌抑制が改善した。 <結語> 本研究によりブロッコリースプラウトはin vivoにおいてTh1/Th2バランスを調節することでスギ花粉によるI型アレルギー反応を抑制することが示唆された。
|