Project/Area Number |
23659300
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Laboratory medicine
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
日野田 裕治 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10165128)
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2011: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | miRNA / miR-1826 / miR-493 / Bladder cancer / Renal cell carcinoma / Tumor suppressor gene |
Research Abstract |
本年度は次の点を明らかにした。1)ホルマリン固定パラフィン包埋切片を使用してマイクロダイセクションを行い、いくつかの癌関連マイクロRNA(miRNA)発現レベルを定量PCRで検討した。特許の関係で明確な記述はできないが、あるmiRNAでは、癌部と非癌部の発現レベルが同等か非癌部のほうが高い症例があり、HE標本で観察したところ、非癌部の間質細胞が非常に増加していることがわかった。さらに細胞レベルでダイセクトを行い発現レベルを検討中である。2)MiR-1826が膀胱癌組織で発現低下しており、pTおよびgradeと関連した。MiR-1826の標的遺伝子としてCTNNB1,VEGFC,MEK1を明らかにした。MiR-1826導入細胞では、viabilityおよびinvasion/migrationの低下、アポトーシスおよびG1アレストの増加を認めた。CTNNB1あるいはMEK1をsiRNAでノックアウトすると、miR-1826導入と同様の結果を示した。これらの結果は、miR-1826が膀胱癌において、がん抑制遺伝子として機能していることを示唆する。さらに、miR-1826がVHLが不活化されている腎細胞癌においても、膀胱癌と同様の役割をしていることを明らかにした。3)MiR-493が膀胱癌細胞株および手術摘出組織で低下していることを明らかにした。MiR-493導入細胞は増殖能および運動能の低下を示した。さらに、MiR-493の標的遺伝子としてFrizzled-4,RhoCを同定した。これらの結果は、miR-493が膀胱癌において癌抑制遺伝子として働いていることを示唆した。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)