認知症発症予防にペットは活用できるのか―コホート研究による検討
Project/Area Number |
23700863
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山崎 由花 順天堂大学, 医学部, 助教 (80579293)
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Project Period (FY) |
2011 – 2014
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2013: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2012: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ペット / 高齢者 / 認知機能 / Quality of Life / コホート研究 |
Research Abstract |
申請者は、平成23年から東京都杉並区の浴風会病院で65歳以上の外来受診者と付添家族を対象に、ペット飼育と生活習慣を調べる質問票調査を行い、その後、心理検査を行ってきた。最終的には、平成23年度のペット飼育状況が、その後の認知機能、精神状態、QOL(Quality of Life)に与える影響を平成26年まで追跡し統計学的に評価する計画であった。本研究の意義は、「ペットが高齢者の健康に与える恩恵」について縦断研究(長期にわたる研究)を試みる点で、一貫性を示せなかった研究の答えを導ける可能性があり、欧米諸国と文化背景の異なる日本でペットと人間の健康の関係を調べることである。 動物を使役動物や経済的価値を与えてくれるものとして飼育してきた欧米諸国と異なり、日本ではペットとしての飼育が主であり、また、最近では、少子化、核家族化、独居の影響で、ペットの擬人化、家族化が指摘されている。ペットが高齢者の孤独を緩和し、精神状態を安定させ、身体活動量を上昇できれば、QOLの上昇につながる。そして、それらの結果、認知機能が維持できれば、ペットは単なる癒しの効果だけでなく、認知症発症の予防の1手段として利用でき、ペットを飼うことを迷っている高齢者の判断材料の1つになり、将来的にはペットと入所できる高齢者施設等の設立にも寄与すると考えた。 しかし、残念ながら、いくつかの理由による研究進行の遅れと、申請者の国外留学という事情から、平成25年7月をもって、本研究を中止することにした。 平成24年度実績報告書に記載した研究内容にその後追加することはない。 研究中止を決定した後に、研究に協力していただいた高齢者の方々に、研究中止理由の説明と、希望者にはこれまでの成果についての中間報告書を送付する旨の連絡を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(7 results)