前立腺癌で高発現する新規バイオマーカーXの機能解析とその臨床応用
Project/Area Number |
23791762
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
田村 賢司 高知大学, 教育研究部・医療学系, 助教 (50464384)
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Project Period (FY) |
2011
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2011: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | 前立腺癌 / マイクロアレイ / 分子標的 / バイオマーカー |
Research Abstract |
我々は、これまでにcDNAマイクロアレイによって得られたAR(アンドロゲン受容体)陰性前立腺癌細胞の遺伝子発現プロファイルに基づいて、新規バイオマーカー遺伝子Xを同定し、遺伝子Xが、(1)前立腺癌細胞(臨床検体)で高発現していること、(2)前立腺癌細胞の増殖に関与していること、(3)遺伝子XがコードするX蛋白が細胞外に分泌されていることを実験的に明らかにしてきた。本研究では、前立腺癌で高発現する遺伝子Xの機能解析とその臨床応用を目的として、平成23年度の研究実施計画に沿って研究をおこなった。まず遺伝子XがコードするX蛋白に対する特異的な抗体を作製するため、Operon社の受託サービスを利用した(市場に出回っている抗体は存在しなかった為)。X蛋白を免疫したウサギ血清から抗体精製をおこなった後に、slot blot法を用いて抗体力価ならびに特異性について評価した。その結果、精製した抗体がX蛋白を特異的に認識することを確認した。つぎに大腸菌を用いてX蛋白の大量精製を試みた。全長蛋白の精製はうまくいかなったが、部分長での大量精製に成功した。現在、精製した抗体を用いて免疫組織染色をおこなっている。引き続き悪性度や予後との関連について病理学的検討をおこなう予定である。また部分長の蛋白を用いて特異的に結合する分子の同定や精製した抗体を用いてELISA系の構築を試みる予定である。またこれまでの成果については、日本癌学会で報告した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)