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難治性肺腺がんの術後予後を決める遺伝要因の解明

Research Project

Project/Area Number 23800073
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Clinical oncology
Research InstitutionNational Cancer Center Japan

Principal Investigator

白石 航也  独立行政法人国立がん研究センター, その他部局等, 研究員 (80609719)

Project Period (FY) 2011-08-24 – 2013-03-31
Project Status Declined (Fiscal Year 2012)
Budget Amount *help
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords肺がん / 術後再発リスク / 遺伝子多型
Research Abstract

早期肺がんと診断された患者の多くは外科的治療を受ける。しかしながら肉眼でかつ病理学的に完全に腫瘍を摘出しても、手術後に再発することは珍しくない。本研究では、晃行研究で殆ど解析されてこなかった宿主自身の遺伝要因、即ち遺伝子多型で規定される術後再発に関する遺伝要因(体質)に着目し、解析を行った。我々は、肉眼でかつ病理学的に完全切除された早期肺腺がん症例728例について、末梢血よりDNAを抽出し、100万個の遺伝子多型を対象とした全ゲノム関連解析を行った。その結果、10^<-6>~10^<-7>レベルの関連を示す遺伝子多型が数十個見出され、術後再発のしやすさを決める遺伝子多型の存在が強く示唆されていた。
本年度に行った研究実績
1.検証研究用DNA試料の調整・診療情報の確認・遺伝子変異情報の取得
検証研究に用いる症例の診療情報を確認した。1997年から2008年に国立がん研究センター中央病院において完全切除された早期肺腺がん症例417例を抽出した。またこれらの症例は、全ゲノム関連解析に用いた症例でないことを確認した。さらに417例について、血液もしくは正常肺組織よりDNAを抽出し、遺伝子多型解析用の胚細胞由来のDNAを確保した。一方で、肺がん組織から遺伝子変異情報を取得するために、1,145例の肺腺がん組織よりDNAを抽出し、HRM法によりEGFR変異並びにKRAS変異の有無を調べた。その結果、約半数の症例でEGFR変異を認め、さらに約1割にKRAS変異を認めた。今後は、がん細胞の個性(EGFR,KRAS体細胞変異)と個人の個性(遺伝子多型)とを複数組み合わせることで、高危険度群の同定を目指す予定である。
2.術後再発のリスクに関わる責任遺伝子の同定
全ゲノム関連解析で強い関連が認められた上位10個の遺伝子多型に関して、TaqMan assayにより検出研究に用いた728例の遺伝子型が正しく決定されている事を再確認した。今後は検証研究に用いる417例の遺伝子型を決定し、関連が再現されるかどうか確認する予定である。

Report

(1 results)
  • 2011 Annual Research Report

URL: 

Published: 2011-09-05   Modified: 2019-07-29  

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