Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
本年度は乳癌自然発癌マウスモデルの作製を行うべく、マウスデータの収集を行った。Jackson LaboratolyよりMMTV-NIC(neu(HER2)-IRES-Creマウスと、MMTV-wnt1-IRES-Creマウスを購入する準備を進めた。MMTV-HER2-IRES-Cre遺伝子配列およびMMTV-wnt-1-IRES-Cre遺伝子配列を作製するために、試薬を購入した。まず、プライマー、リアルタイムPCR試薬、シーケンス試薬、制限酵素、大腸菌、プラスミドを購入した。現在保有中のCDX2遺伝子を用いて予備実験を行なった。これらの試薬を用いてPCR、シーケンス解析を行い、CDX2のプロモータ特領域の配列を読み取れることを確認した。また、プロモーター領域のメチル化について検索できることも確認した。これらの手技、実験が失敗なく遂行できることは、今後の実験を円滑に進めるために重要である。また、これら作製予定のトランスジェニックマウスと交配する、PTEN^<loxP/loxP>マウスは以前より飼育しており、継続して飼育と繁殖を行った。また、その他、Apc^<loxP/loxP>マウス、TGFR2^<loxP/loxP>マウスを飼育、繁殖し、凍結受精卵を作製し、凍結保存した。これらのマウスはMMTV-NIC(neu(HER2)-IRES-Creマウスと、MMTV-wnt1-IRES-Creマウスを購入後にすぐに交配できるようにしている。