精子形成における雄性スプライシングネットワーク機構の解析
Project/Area Number |
23890142
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
盛 真友 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (90466772)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | Y染色体 / 精子形成 / スプライシング |
Research Abstract |
本年度は申請した計画書に従い、雄性特異的、生殖細胞特異的スプライシング機構を解析するために、RBMYが結合する標的Pre-mRNA群の検索を行った.精原細胞様細胞株NEC14において、エストロゲン投与によるRNA-タンパク質免疫共沈降法の条件検討、及び予備実験を行った。免疫沈降に有用なRBMY抗体群をスクリーニングした結果、十分量のRBMYタンパク質を沈降する抗体を得ることができた。このRBMY抗体を用い、NEC14細胞においてCLIPアッセイの条件検討を行った結果、約100クローンの結合RNAの塩基配列を解析し、現在12種類のRNA断片を得ることに成功した。さらにこのスクリーニングにより得られたRNA断片より、精子形成に関与するクローンを分析し選択的スプライシング部位の解析を行った。その結果、エストロゲン誘導性の遺伝子を見出すことた成功した。さらに標的Pre-mRNA群を網羅的に探索するためエクソンアレイの準備段階としてRBMYの抑制を担う有効なshRNAを構築し、その効果をNEC14細胞において検証した。アレイチップは既に購入し、現在予備検討を行っている。 また来年度の計画に基づいてRBMY複合体の精製を行うために、小スケールにてRBMY複合体の精製条件の検討を詳細に行った。その結果、結合タンパク質の精製されたバンドを数種類見出すことに成功した。またILの培養スケールにおいて十分量の質量解析を行うことが可能であることが明らかとなった。 本年度の計画目的の要であるRBMYタンパク質のスプライシング標的遺伝子の同定に成功した。この結果により精子形成における選択的スプライシングネットワーク機構の一端の解明が可能になるため、意義は大である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)