間葉系幹細胞の組織形成ポテンシャルの解明~体内および体外における新規培養法の実践
Project/Area Number |
23890220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dental engineering/Regenerative dentistry
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
田巻 友一 日本歯科大学, 歯学部, 助教 (10609457)
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Project Period (FY) |
2011-08-24 – 2013-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2012)
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Budget Amount *help |
¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
Fiscal Year 2012: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2011: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 幹細胞 / 組織形成能 / 遺伝子発現解析 / 歯髄幹細胞 / 歯根膜幹細胞 / 歯小嚢幹細胞 / 歯乳頭幹細胞 / 骨髄幹細胞 |
Research Abstract |
本研究は、抜去歯由来の4種類の幹細胞と腸骨由来骨髄幹細胞の幹細胞特性を明らかにすることを目的とした。 本年度は、in vitro解析においてはフローサイトメトリーとRT-PCRによる各種幹細胞の性質を解析した。その結果、各種幹細胞は一般的に間葉系幹細胞で発現するとされている表面抗原を有し、半定量RT-PCRでは発育段階の異なる幹細胞間で組織特異的マーカーに発現の差が認められた。また、in vivo解析ではmouse歯冠を用いた組織形成能評価を行った。その結果、ヘマトキシリン・エオジン(HE)とマッソントリクロム(MT)染色の結果、各種幹細胞で細胞外マトリックスの産生が認められた。また、蛍光免疫染色では、移植細胞はヒト特異的マーカーに陽性であり、骨形成マーカーにも陽性反応を示した。このことから移植した幹細胞は宿主組織に生着し、硬組織形成に関与していることが示唆された。しかしながら、硬組織形成の違いは明らかになっていない。 現在、移植担体を再検討し、in vivoでの組織形成能の解析を進めている。 今後は、さらに抜去歯由来の4種類の幹細胞と腸骨由来骨髄幹細胞の詳細な幹細胞特性を検討するin vitro解析と移植による組織形成能評価の確立を目標とするin vivo解析を進めていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)