Project/Area Number |
23H00045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 7:Economics, business administration, and related fields
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山口 慎太郎 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (20793946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
室岡 健志 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (10796345)
ソン ソクジュン 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 講師 (80936948)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥46,410,000 (Direct Cost: ¥35,700,000、Indirect Cost: ¥10,710,000)
Fiscal Year 2024: ¥8,970,000 (Direct Cost: ¥6,900,000、Indirect Cost: ¥2,070,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,530,000 (Direct Cost: ¥8,100,000、Indirect Cost: ¥2,430,000)
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Keywords | 男女間格差 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、労働市場における男女共同参画を妨げている要因を実証的・定量的に突き止めるとともに、フィールド実験を通じて、男女共同参画を進める上で有効な人事施策を開発する。具体的には、(1)男性育休取得推進プログラムの開発とその影響評価、(2)昇進、業績評価、賃金における男女間格差の分析、(3)女性上司の着任が部下の働き方や生産性に及ぼす影響の評価、(4)ギグワーク労働市場における所得の男女間格差の分析、といった4つの研究プロジェクトを実施する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、労働市場における男女共同参画を妨げている要因を実証的・定量的に突き止めるとともに、フィールド実験を通じて、男女共同参画を進める上で有効な人事施策を開発する。具体的には、(1)男性育休取得推進プログラムの開発とその影響評価、(2)昇進、業績評価、賃金における男女間格差の分析、(3)女性上司の着任が部下の働き方や生産性に及ぼす影響の評価、(4)ギグワーク労働市場における所得の男女間格差の分析、といった4つの研究プロジェクトを実施する。本研究の特色として、通常ではアクセス困難な、民間企業が保有する人事データ、業務データを利用するとともに、企業、経済団体、NPO法人などの外部組織と密接に連携することで、従業員を対象としたフィールド実験を実施することが挙げられる。本研究の成果は、企業などの組織において男女共同参画を進めるために有効な人事施策の開発に役立てることができる。 この目的を達成するため、本年度は(1)については、協力企業と協議の上、実際に導入するプログラムの内容を確定させた。(2)、(3)、(4)については記述統計を作ることで社内の状況の把握に努め、その上で、経済理論に基づいた解釈を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね計画通りに進んでおり、問題はない。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)-(4)のすべてについてデータを整理し、記述的分析を行う。(2)については、第一子誕生に伴う所得の落ち込みについての要因分解を行い、その結果を経済理論モデルの中で解釈し、論文として完成を目指す。(3)については、分析の射程を広げ、上司が部下の生産性に及ぼす影響について固定効果モデルを応用することにより分析を進める。
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