Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究では、日本銀行の政府からの独立性を高めた新日銀法の下での金融政策について、1998年の施行から今日に至るまでの四半世紀(25年間)の総括を多角的に行うとともに、次世代に在るべき金融政策の姿を提言する。まず、日本銀行の金融政策の変遷について事実整理を行い、金融政策が様々な資産価格に与える効果について高頻度市場取引データなどを用いた検証、および、金融政策がGDPやインフレ率に及ぼす効果の検証を行う。分析で作成した日本の金融政策に関するデータは誰もが使えるように公開し、本研究の成果を公に広く還元するほか、日本の金融政策に関する研究の国際的な地位向上に貢献する。