Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本研究課題では、痛みの神経基盤は本当に社会的機能に関与しているのか、最新の技術によって明らかにする。具体的には、機械学習と多変量パターン解析を応用し、痛み特有の神経活動パターンである疼痛シグネチャーを日本人サンプルで作成し、検討を試みる。このシグネチャーに基づく脳活動の反応が、社会的排斥状況において生じるかどうか、内集団の他者や親密な他者への共感に関与するかどうかをそれぞれ検討する。さらに、疼痛シグネチャーに基づく痛みの感受性について社会・文化間差異を検討する。