Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
銀河とブラックホールの形成過程解明は現代天文学の究極目標の一つである。本課題はジェームズウェッブ宇宙望遠鏡の観測結果で深刻化した遠方銀河紫外線光度関数の“Bright-end excess”問題の解決に挑む。最新の星形成シミュレーションのもとづく赤方偏移(z)とガス金属量(Z)に依存した恒星初期質量関数“zZ依存IMF”を導入した新しい銀河形成進化モデルを構築する。また、銀河中で急成長するブラックホール放射の光度関数への寄与を定量化する。遠方銀河の紫外線/可視光/近赤外線光度比を測定して“zZ依存IMF”を観測的に検証する。また、急成長ブラックホールの観測的兆候を調べ、その存在を検証する。