Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
植物の根は土壌の液相から水とそれに溶けたミネラルを吸収する。しかしながら根の表面 の全てが液相に接しているわけではなく、空気 (気相)に接している部分もある。申請者らは最近、寒天培地の表面上で伸長したシロイヌナズナの根において、複数のミネラルのトランスポーターが培地に接する面に強く偏って発現することを発見した。 これは、根の水センシング機能によりトランスポーターの発現を効率化する現象と考えられる。本研究では、この「液相面発現」現象のメカニズムを解明する。