複雑脳における大脳の発達メカニズムとその機能的意義の解明

• Project/Area Number: 23H00389
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 一般
• Review Section: Medium-sized Section 46:Neuroscience and related fields
• Research Institution: Kanazawa University
• Principal Investigator: 河崎 洋志 金沢大学, 医学系, 教授 (50303904)
• Project Period (FY): 2023-04-01 – 2027-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2024)
• Budget Amount: ¥46,540,000 (Direct Cost: ¥35,800,000、Indirect Cost: ¥10,740,000); Fiscal Year 2024: ¥11,830,000 (Direct Cost: ¥9,100,000、Indirect Cost: ¥2,730,000); Fiscal Year 2023: ¥11,050,000 (Direct Cost: ¥8,500,000、Indirect Cost: ¥2,550,000)
• Keywords: 大脳資質 / フェレット / 大脳皮質 / 発生 / 進化 / 脳疾患

Outline of Research at the Start

大脳は哺乳類の進化の歴史のなかで著しく複雑化し、ヒトとしての脳機能を獲得してきた。神経細胞やグリア細胞は数が増えるとともに、形態的にも機能的にも発達してきた。この複雑化した大脳（以下、複雑脳と表記）において神経細胞の研究は進んでいるが、グリア細胞の進化的な増加や発達の分子機構の解析は遅れている。そこで本研究課題では大脳が発達している哺乳動物フェレットを用いて、複雑脳におけるグリア細胞の形態的および機能的な発達の分子機構の解明を行う。本研究の成果は、マウスでは解析が困難だった複雑脳の形成や高機能化の分子機構を解明するのみならず、脳神経疾患の病態理解にもつながるなど社会的波及効果も大きい。