Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
変形性関節症を予防・治療するためには、関節軟骨の表面細胞を維持し、軟骨細胞の成熟を止め、クッション機能を持つルブリシン、II型コラーゲンやアグリカンを常に作らせることが必要である。軟骨表面細胞を維持し、ルブリシンを作らせる働きがあるのが、Runx1というタンパク質である。そして、軟骨細胞を成熟させてしまうのがRunx2というタンパク質である。本研究は、Runx1をたくさん作り、Runx2が作られるのを抑える化合物を同定することにより、変形性関節症の治療薬を開発するものである。